ガラスフィルムを利用してみました

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お正月に足を骨折し、約2か月近くも入院していた母は、病院での生活が影響したのか、すっかり痴ほう症が進んでしまったようです。年齢的にも痴ほう症になることは不思議ではないですし、母のお友だちにも1人、痴ほう症で、いつものランチ会のメンバーから外れてしまった人が居ます。ですから覚悟していたと言いますか、必要以上にショックを受けたり、悲しんだりはしていません。たまにまともなことを言われた時の方がびっくりするくらいで、痴ほう症なんだと思って接していれば、そんなに大変でもありません。

でも、母にとっては色々大変なこともあるようです。うちの家のリビングは、庭が見渡せます。母もその場所がお気に入りで、お天気の良い日は特に、数時間窓辺に座ってのんびり庭を眺めていたりしたのですが、病院から戻ってからは、反応が違うのです。うちには沢山の庭木があり、茂った木々に鳥が来たり風が吹くと、枝葉が大きく揺れます。母は帰宅後、その揺れにひどく怯えるようになったのです。枝葉と一緒に影も揺れて動くので、母には何か怖い物が見えているのかもしれませんね。

父とも相談し、庭木をさっぱり切ってしまおうかとも思ったのですが、それではあまりにも植物が可哀相ですし、環境的にも庭木があった方が良いです。そこで思いついたのが、ガラスフィルムを利用してみるということです。夏場など、前からちょっと気になっていたのですが、窓ガラスにガラスフィルムを貼ることで、様々な機能を持たせる商品があります。紫外線を防止するものだったり、外部から中が見えにくくするものだったりするのですが、それの、曇りガラスのように見えるガラスフィルムを試してみました。

これが実に良かったのです。外から入ってくる光は妨げず、庭の景色はぼんやりとして、母を脅かすこともなくなりました。夏場は紫外線防止機能もあるそうですから、このフィルムの導入は我が家にとって一石二鳥でした。